ユーザーレビュー一覧(全274件 平均:4.0)

「あいかわらず」 2008-01-20
レビュアー:ひで(10人中8人が参考になったと回答)
東野圭吾、物理学者湯川シリーズパート3。
錦糸町、亀戸、篠崎、瑞江、新大橋通り等々、江東区近辺で超最寄りの東京のベットタウンが舞台となっているところも興味深かった。
シリーズ待望(といってもすでに3年前の作品)の長篇作品ということだけあってなかなかの読みごたえだった。なかでも湯川が敬意を表し才能を認めている数少ない数学者の友人との掛け合いも読者を引き込んでいく。ただこのシリーズらしく多くのページを捜査や推理にさいているため容疑者の心理描写を終盤に詰め込みすぎ、やっつけ感もあいかわらずだった。

「予想よりすごかった」 2008-02-11
レビュアー:命華と神代(10人中8人が参考になったと回答)
僕は日本人じゃないのに、「ガリレオ」のドラマを見た後、原作の本を読むことを決まった。それから、ガリレオ・シリーズの本をすべて買った。「探偵ガリレオ」も「予知夢」もすごかったでも、やっぱり「容疑者Xの献身」は最高だった。
この本のトリックから湯川学の感情まで、すべては予想よりすごかった。他人は涙が溢れ出したってことがあるのに、僕はそうじゃなかった。でも、本当に悲しい物語だ。本をよく分からなかったのためかも、僕は涙が溢れ出すの感じぜんぜんなかった。でも、言ったとおり、僕は日本人じゃなくて、よく分かれなかったからかもね。
僕といったら、この本のことは読みにくいに見えるでも、もう一度読む予定がある。本当に素晴らしい本なんだよ。
もしガリレオ・シリーズの本の一つだけ読んだら、やっぱりこの本は君の一番よい選びなんだ。

「歪んではいるが、純粋」 2005-09-30
レビュアー:znnn84(10人中7人が参考になったと回答)
タイトルのXは、数学で用いる変数を意味していることに、
読み始めてしばらくして、気づかされた。
数学の試験で、Xに値を代入して問題が解けた!
と、高をくくっていると、
後から、もう一つ答えがあったことに気づかされる。
そんな小説だった。
トリックはもとより、湯川の視点が美しく描かれていて、
気持ちよく味わえる物語になっている。
後ろにいくほど頁を繰るのがゆっくりになる、
読み終えるのが惜しい小説だ。
歪んではいるが、純粋という状況を東野は書ききったのだ。

「推理と恋愛の両立」 2005-10-21
レビュアー:(9人中7人が参考になったと回答)
クライマックスで明かされる緻密に組立てられた主人公の「数学的思考」と湯川が解き明かす「物理的思考」、まるでコンピュータでつくられた推理小説のようです。
推理小説でありながら、これほど感動を与える恋愛小説があるものでしょうか。東野圭吾の衛星のドラマ作品を見て感動し泣いたことがありますが、この作品は、映画化されたらそれ以上の作品になると思います。

「心が揺れたミステリー」 2005-12-15
レビュアー:umiumiumi(10人中7人が参考になったと回答)
登場人物も最小限に留めて小気味よいテンポで進んでいきます。
事件としては全く単純ですが、ここまで魅力的にするとは、流石です。
もちろんミステリーですからちゃんとしたオチも用意してありますが、
それ以外の部分も素晴らしい。特に最後は感動必至です!
ミステリーばかり読んでいたので久しぶりにグッと(←感動のグッ)きた一冊です。