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書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧

容疑者Xの献身
容疑者Xの献身
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文藝春秋

¥ 1,680

単行本

売上ランク:14062位

2005-08-25

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ユーザーレビュー一覧(全274件 平均:4.0)

評価3点「ミステリーファン以外の方には」 2006-01-28
レビュアー:微明日(70人中23人が参考になったと回答)
 おすすめできません。

 お決まりのどんでん返し的なものはありますが、読み終えて、それはないだろうというのが率直な感想です。

 倫理上の欠陥や(人物)描写の浅薄を論難するのは無い物ねだりだとしても、喧伝されている「天才数学者と天才物理学者」の両者ともが、

せいぜい数万人に一人ぐらいの秀才にしか思えないのは、当方の理解力不足はさておき、いただけません。

 不遜な物言いと受け取られるかもしれませんが、これを読んで素直に感動できる方々の弥栄を祈らずにはおられません。

 文章は読みやすく、期待を先送りにする一定の力はあるので、暇つぶしにもならないということはありません。
評価1点「これで直木賞?」 2006-02-15
レビュアー:団毬乃(55人中23人が参考になったと回答)
何やらやたら評判がよく、期待半分、不安半分で読んでみましたが、言葉も出ません。脇役はともかく、主役の二人は作者の練り上げたプロットに沿って踊らされる繰り人形のようで、とてもまともな人間とは思えません。いくら思い入れているからといって、そこまでするか? 正直、怖さを通り過ぎて不気味です。これを小説と呼びたくない。直木賞も地に堕ちたものだ、と言いたくなります(というか言います)。
評価5点「フツーに号泣」 2007-02-12
レビュアー:砂羽(28人中23人が参考になったと回答)
 たぶん推理小説としては叩けば埃が出るんでしょうが、推理小説にまったく慣れてないわたしはとりあえず泣きました(単純)
とくにラストの懺悔で嗚咽……。
こういう愛を書いたり説く人は多いでしょうが、ラスト近くになるまで石神と刑事たちの心理戦が長々と書かれている所為か、ラストのどんでん返し(というか路線変更?)は切実に胸に迫ります。
けしてだれも幸福になれない愛を捧げる石神と、それを受け止めきれなかった靖子。
どんなに大きな愛があっても悲劇は起こり、だけどその悲劇も愛しいもの。
なんか途中でなに書いてんだかよくわからなくなりましたが(笑)間違いなく純愛小説のカテゴリに入る一作です。
評価5点「広く読者を獲得しうる一冊」 2006-01-11
レビュアー:ドクトルg(26人中21人が参考になったと回答)
 世にミステリーファンは多い。本作は本格的ミステリーであり、伏線も謎解きも、探偵役のキャラクターも申し分ない。飛躍しすぎて作者のひとりよがりに陥ることなく、みえみえでもなく、安易でもない絶妙な難度のトリック。
 また、優秀な頭脳を持った犯人と探偵役とのセリフのやりとりがいい。短く、示唆に満ちている。言葉少ないやり取りの中に、心情の深みを感じさせる。ただ、やはり犯罪はどこか汚れているものだ。探偵役のいう「歯車…」のセリフに、どんなに美しいトリックや心情が背景にあろうとも、曇りのない犯罪などないと思い知らされる。
 更に、ボリュームの適度さ。東野ほどの作者ならば、それぞれの人物を掘り下げて描写し、緊迫感のある場面描写を書き込んで2〜3倍のボリュームにすることもできたはず。
 だが、あえて一つの事件の謎に焦点を絞り、手に取った者を読ませる気にさせる。そんなそぎ落とされた完成度を感じる。
評価4点「一気に読みました。」 2006-01-12
レビュアー:赤いリボン(25人中21人が参考になったと回答)
天才数学者の石神。彼は都会の片隅の小さなボロアパートに住み、高校の教師をしている。学校とアパートとの往復だけでなんの楽しみのないような生活をおくっている。しかし彼は、ある難解な数学の公式を解くこととを生きる証として何年も取り組んでいる。そして、秘密に恋心を抱く女性もいた。その恋は、純粋で自分の人生をなげうってでも守りたいものだった。。。そして彼は、事件に自ら巻き込まれていく。
石神の大学時代の同級生として、登場する天才物理学者、湯川。ガリレオシリーズの初の長編作品で、湯川の事件を解決する才能はいかんなく発揮され読み応えある作品になっている。
事件を解決していくおもしろさは、もちろんだが、湯川と石神の天才学者同士の心の模様や、石神の怖いぐらいの純粋な恋心など心理面でも十分楽しめます。
天才のひらめきは、観察眼の鋭さから生まれるのだという印象を受けました。
最後まで一気に読み進みたくなるミステリーです。