ユーザーレビュー一覧(全274件 平均:4.0)

「受賞も一つのきっかけ」 2006-06-19
レビュアー:ひなはは(5人中3人が参考になったと回答)
直木賞受賞というレッテルと、題名の怪しさに惹かれ購入。
東野圭吾という人気作家の名は知っていたが今作がお初。
直木賞受賞がなければこの表紙の装丁じゃあ私は買わなかった。
ちょっと内容とデザインが合わないんじゃ…。
さて、内容は、東野圭吾を知らない人にでも十分薦められると思う。
でも、少し女性好みな気がするのは私だけ?
とにかく一気に読み上げた。
冒頭はイマドキのDVの暗い作品なのかといぶかったが、
それはほんの初めの数ページだけ。
主人公の圧倒的な数学者としての強い個性に惹かれる。
母子を守る動機が少し弱いような気もするけれど、まあいいか。
トリックは、自分が考えたり、裏をかかれたり…というよりも
まさしく数式の解説を読むかのようにただついていった感がある。
もちろん面白いんだけど。
そういえば今作の前に読んだのが「博士の愛した数式」
共通点は「数学者」自分が不得意な分野なだけに余計に憧れる。
直木賞なんてもらった作品は結果、なんだかんだ言われがちだが
これをきっかけにして私のような読者が食いつく事もあるから
やはり、捨てたモンではない。

「数学者という名の夢見る夢男」 2006-06-26
レビュアー:oldbookend(6人中3人が参考になったと回答)
献身=純愛ということなんだろうけど、果たしてこれが献身なのかどうか?
容疑者Xの「恋」の激しさには打たれましたが…
初恋は、少年でも中年でも等しく熱いですね(^^)
ネタはなかなか凝っていますが、難解ではありません。
一緒に推理するのもよろし。
ただし、オチにはびっくりしました。
これでいいの?
それにしても、
昨年の「博士の愛した数式」にしろ、本作品にしろ、
数学者はロマンチストとして定義されているのですね。
詩人のような?つまり、「わたしらとは違う人」(笑)。

「ミステリーとしては秀作」 2006-09-18
レビュアー:魔王(11人中3人が参考になったと回答)
直木賞受賞作。ミステリーとしては傑作に違いないが、恋愛小説として読むと、いくつかの課題が残るのではないかと思った。主人公の愛した女性の性格や個性を描きだすことに成功していないと感じた。しかし、本作品の構成や謎解きの巧妙さ、そして全体的な完成度の高さについては流石だと思った。難解さは一切なく話しの展開も早いので、最後まで一気に読みきれた。

「ここまでやるか。。ていう献身ぶりに心が痛い」 2006-10-27
レビュアー:ケロロ(6人中3人が参考になったと回答)
冴えない風貌だけど、天才だといわれていた数学教師。
愛すべきキャラです。
彼の高校での生徒たちへの教え方、見え隠れする愛情もなんかいいです。
ラストは心がかなり痛くなりますよ。

「愛の形は人それぞれ」 2006-11-12
レビュアー:バラの花。(8人中3人が参考になったと回答)
数学だけが取り柄の、恋に不器用な男と、ホステス経験のある女の物語。
取り返しのつかないことをしてしまった女を守るために男は方程式のような犯罪隠蔽を考える。
ラストはあまりにもあっけらかんとしていて期待していたほどの驚きは無かったけれど・・・
愛の形についてはものすごく考えさせられました。
人を愛する形に決まりきった型はないのだと・・・。
手に汗握る展開とまではいかないけれど、それなりに楽しめる良い本だと思いました。