ユーザーレビュー一覧(全274件 平均:4.0)

「なかなか読む機会が持てず、やっと読んでみました^^」 2007-07-07
レビュアー:SO(12人中3人が参考になったと回答)
う〜ん・・・
悪くはないけど・・・
中途半端な「半落ち」って感じかなぁ。。。
確かに東野作品は文学性も娯楽性も兼ね備えていて、
もっとも売れっ子な作家なのは事実ですが。。。
人物描写や人生観・価値観みたいなことを主題にせず、
推理小説としてのプロットに盛り込んだのが「中途半端さ」の理由かと。
でも面白かったですよ!w

「感情は、数学の方程式では計算できない。」 2007-08-01
レビュアー:里山敏夫(21人中3人が参考になったと回答)
素直な感想は、良かった。
特に、クライマックスでトリックと真実の全貌が明らかにされるところが
素晴らしかった。
天才数学者の石神哲哉は、年齢は書いていないが40歳前後だろうと思う。
独身で一人暮らしの高校の先生である。
数学は天才であるが、ファッションとか芸術とかには、余り興味はない
ようである。
その男が、隣に引っ越してきた花岡靖子に一目惚れをする。
石神先生は、数学に関しては天才であるが、まわりの状況がよく見えて
いないし、性格に偏りがあったのだと思う。
靖子さんを好きになったら、もっと積極的にアタックすべきである。
そのアタックが殺人現場で共犯に協力するという形で、靖子に強引に
アタックする。
靖子さんが自首すれば、自分の前から彼女がいなくなる。
それを阻止するために、自分の数学の才能を駆使して偽装工作の
トリックを考える。
私から言わすと、狂っていると思う。
その後、靖子に自分の思いを話さないで、警察への受け答えを公衆
電話から靖子の携帯に毎日指示する。
石神は、靖子と話せるだけで良かったのだろう。
とても不器用な男だと思って悲しくなる。
石神は自分のトリックを誰も見破ることができないと、そちらに
ばかり頭を働かせている。
どうして靖子と娘の美里とを含めた自分達の将来の生活について
優秀な頭脳を使用しないのか不思議である。
それは、女性の気持ちや人間の感情は、数学の方程式では計算でき
ないので、それには興味がなかったのかもしれない。
そこに石神の大きな計算ミスと悲劇があったのかもしれないと思う。

「「探偵ガリレオ」「予知夢」とは違った面白さ」 2007-11-23
レビュアー:kouchan(4人中3人が参考になったと回答)
「探偵ガリレオ」「予知夢」は短編のためか、どちらかと言えば、謎解きに重点を置いた構成になっていますが、「容疑者Xの献身」は、天才数学者と物理学者の心理的な描写を観る事ができます。この辺が、長編としての「ガリレオ」シリーズの面白さだと思います。
トリックも、理系じゃない人にでもわかりやすく、かつ意外性があって、とても楽しめました。来年の映画も、この辺の長所を生かした作品となることを期待します。

「探偵ガリレオの長編」 2007-12-10
レビュアー:ヒュー(9人中3人が参考になったと回答)
本書は「探偵ガリレオ」の長編である。最初から凝った設定であり、ラストのどんでん返しには本当に驚いた。
短編ばかりあったので、しっくりしない、消化不良気味だったこのシリーズも本書を読んで満足感に浸れる。心地よい気分である。

「見事!これぞミステリー」 2007-12-19
レビュアー:松本秀夫(3人中3人が参考になったと回答)
現在、ガリレオがドラマで放送中だが、湯川シリーズを読んだのは、実は、この作品が最初であった。今までの背景は全く知らずに読んだのだが、さまざまな伏線が張られ、実に見事なストーリー展開。最後の最後まで読者を引っ張る作品である。東野圭吾という作家の実力が遺憾なく発揮されている作品と言えよう。正直、ドラマのガリレオは全く面白くないし、残念ながら、原作もさほど面白くない。理科の実験を繰り返しているだけの作品である。しかし本作は、ミステリーというものを心得ている。同じ湯川シリーズであるが、ガリレオ、予知夢とは明らかに一線を画している。東野圭吾、ここにありという作品である。これを映画化する話が早くも持ち上がっているが、果たして原作の良さをどこまで生かし切れるか、見物である。