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書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧

容疑者Xの献身
容疑者Xの献身
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文藝春秋

¥ 1,680

単行本

売上ランク:14062位

2005-08-25

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ユーザーレビュー一覧(全274件 平均:4.0)

評価5点「面白かったです」 2008-01-06
レビュアー:u(4人中3人が参考になったと回答)
初めて東野圭吾さんの作品を読ませていただきました。
面白いので一週間もかからず読んでしまいましたが
場面場面の展開がいろいろな登場人物の視点からかかれてて面白かったです。

これが純愛なのかどうかよくわかりませんが
トリックも含めてよく考えられたないようだと思います。
評価4点「物理学者湯川が活躍」 2008-02-08
レビュアー:ミーミルの泉(4人中3人が参考になったと回答)
『容疑者Xの献身』です。第134回直木賞作品です。他にも諸々の賞を獲得し、5冠作品とも称されるようです。
探偵ガリレオシリーズの第3作ですが、単独でも読めます。

殺人事件が起き、犯人の母娘が当然疑われますが、隣人が庇い、色々な工作で警察の追及をかわしていきます。
一方警察は、時に真相に近付いたり逆に離れたりしながら、捜査を進めます。
両者の駆け引き、っぽい部分が見所、ということになります。
出来事を淡々と語って行くので、キャラの葛藤や心理に関する描写は薄いです。
トリックは、ある程度伏線が読めますが、読者的には犯人探しではなくトリック見破りなので、完全な正解を出すのは難しそうです。
ラストは、落ち着くところにきちんと辿り着いた感じです。
数学の数式のように、かっちりと出来上がっている作品です。良い意味でも悪い意味でも読者が裏切られる、ということは、まず無いと思います。
評価4点「Xは数学を意識したものなのだろう・・・」 2008-03-25
レビュアー:馬(6人中3人が参考になったと回答)
恥ずかしながらつい最近読みました。
読み終わっての率直な感想は、「期待値があまり高すぎた」という事です。
ここ数カ月『東野ジャンキー』と化している私はこの本に対する非常に高い評判から自分の中で勝手に、それこそ「東野作品で一番」と期待していました。
全くの期待外れでもなければ、思っていたほどでもなかった、という事です。

小説自体は決して詰らない話ではないです。
「探偵ガリレオ」「予知夢」の湯川・草薙ペアが、大学時代の同窓生の隠蔽した殺人事件を解明していくというストーリーで、その容疑者の「献身」に当たる部分がきっと高く評価されたのだろうと思う。
従来のガリレオと比較して化学絡みの話という感じは薄いです。

想像すらできなかったトリックや、前述した「献身」には深い衝撃を覚える一方で、「ここまでなんでできるんだ」という気持ちがあるのもまた事実であり、それに、東野作品でもっと面白い本はあるだろう、とも正直思ってしまった。
ただこの話、東野圭吾の中では割と少ない部類に入る「終わり方が暗くない」からこその人気なんだと思った。
だってデビュー作なんて最後主人公車に轢かれて終わったりするし。

そういう意味で異色な気がする。でも読み終わってからも頭から離れなかった。
評価5点「ただ、ただ号泣!!」 2008-05-30
レビュアー:ミントガム(5人中3人が参考になったと回答)
遅ればせながら読みました。
あまりのやるせなさに、最後は涙が止まらなかった。
東野圭吾の本の中で、これが一番好きです!

今年の秋に映画化されると聞いて調べたら、
石神役は堤真一とのこと。
丸顔で目が細く、柔道部の顧問でガタイがいい
石神のイメージとはあまりにもかけ離れているので、
いったいどういう風に映画化されるか期待と不安が募ります。
私の頭の中ではドランクドラゴンの塚地さんみたいな人をイメージしながら
本を読んでたんだけど…。
評価4点「純粋な男の犯罪」 2008-07-02
レビュアー:レウルーラ(3人中3人が参考になったと回答)
数学者である石神は、思いを秘めた女性が殺人を犯した現場に遭遇し、彼女と彼女の一人娘を救うためにトリックを仕掛ける。
そのトリックは誰も想像し得なかったもので、警察も読者も事件の重要な部分をだまされたままラストへ向かう。

湯川は、友人である数学者と刑事の間で気持ちを揺り動かされていた。しかし、単独で徐々に真実に近づく。
石神は、全てを完璧に仕組んでいた。アリバイというのは嘘を組み込んで作り上げるものだが、彼は真実を組み上げて作っていく。そして、それらは決して破綻しないのだが、湯川によって真実が暴かれそうになると、全てを覆す最大のトリックを仕掛ける。
しかし、それは、彼の純粋な愛を貫くがための行動だと湯川も驚くしかなかった。

事件の全容をひっくり返すトリックは驚きだけでなく、読者の涙を誘わずにはいられない。
作者も決して華美な言葉、大げさな言葉は使わない。警察の捜査も地味に進むが、進展しているようで、進展しない。意外とゆったりと時間が進んでいた。
しかし、不意に時間が速度を増す。そこからは夢中で読んだ。それまで霧の中をさまよっていたが、晴れたところに出る。それは最良の決断であり、最悪の場所だった。
最後の決意を知ると、秘めた思いの大きさがじんわりと心を打つ。

短編集を読んだあとだと、全体が流すぎるんじゃないかとは思う。
でも、あのゆったり感があってのラストの慌ただしさと、感動が味わえるのだろう。