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書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧

容疑者Xの献身
容疑者Xの献身
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文藝春秋

¥ 1,680

単行本

売上ランク:14062位

2005-08-25

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ユーザーレビュー一覧(全274件 平均:4.0)

評価5点「東野圭吾的な作品」 2008-08-15
レビュアー:東野圭造(14人中3人が参考になったと回答)
東野圭吾の作品を愛読している人なら、序盤でトリックが分かったと思います。
例えば、最初の章の描写は、東野圭吾作品では最後になって最も重要な意味を持っているのが分かります。
後、作者はアンフェアなトリックを使わないことと、アリバイの曖昧な完璧さと、序盤で重要な?情報をそれとなく隠していること、石神の人間描写の部分から、トリックが推察できました。
そういう意味では、従来の東野圭吾の作品の延長上の作品であるといえます。
ただ、それを差し引いても、飽きることなく読み進めることができました。
評価5点「数学への愛情とプラトニック・ラヴは等価関係にある」 2008-08-17
レビュアー:麒麟児(5人中3人が参考になったと回答)
冒頭の殺害シーンと主人公の登場からもう一気に物語へと惹き込まれた。そのスピード感は見事。人物設定と間然とする所のないプロット(トリック)も云うことない。文句なしの傑作。それにしても、最後の疑問だが、(1)P≠NP問題はそもそも数学的に解けるのだろうか?(2)哲哉と靖子はいずれ結ばれるのであろうか?
評価3点「純愛?」 2008-10-23
レビュアー:よーさん(3人中3人が参考になったと回答)
東野氏の作品はまだ5作品ほどしか読んでいませんが、いずれも根底に報われない純愛というべきものが存在するように感じました。その意味ではワンパターンとも言えます。いずれも、いわゆる不器用な純愛ですが、筆者は心理描写が基本的に不得手ではないかと思います。そのため、読者の想像にまかせる部分が少なくないのですが、それがいい方向に作用する場合とそうでない場合があるように感じます。それで、今回は稚拙さの方を強く感じてしまいました。この物語で一番どこに驚かされるかというと、それは献身の仕方です。トリック自体はたいしたものではないのですが、ある意味、これは献身といえるべきことなのか、私的には理解できません。なんとなくディケンズの「二都物語」を連想したりもしましたが、献身か自己満足か、一見あまりに自分勝手な行動のようにも思えます。ここの心理描写が、つまり献身と読者が納得できるかどうかの説明にはやはり筆力が不足しているように思います。「あっ」とは思うけど軽い、心の底から揺さぶられるような衝撃はありません。もちろん、そのようなものを期待して読む作品ではないのかもしれませんが。読んだあとに余韻が残るものでもないように思います。しかし、「トリックスター」としての才能にはやはり驚嘆してしまいます。
評価2点「どうかな」 2008-11-08
レビュアー:cipher(6人中3人が参考になったと回答)
まあミステリ小説ですから、殺人を軽く扱うのは仕方ないと思いますが、ホームレスといえども殺人を犯すことと、愛している人を出頭させることとの軽重を比較するとどうでしょうか。最初の殺人は正当防衛でしょう。ホームレスの殺人は、愛している人を守るためとはいえ、利己的です。自分の利益のために行ったことで、決して庇護すべきではありません。天才の頭から発したとは到底思えません。腑に落ちません。納得がいきません。涙なんか到底流れません。愛している人を救うために何の関係もない人を殺す人に同情はできません。
評価5点「心に響く推理小説」 2005-09-05
レビュアー:(3人中2人が参考になったと回答)
天才数学者が、数学以外のものに抱いた深い愛情、
それが、読み進めるごとに痛いぐらい伝わってきます
ラストは…悲しくも、一筋の救いがあったのではないでしょうか
実際読み終わっても、最良の結末が何なのかは判断がつきません
石神が用いたトリックに、その伏線から薄々気づく人もいるかもしれませんが、最後まで真の意味を知る事はできないと思います
一気読み確実の今作品、ぜひ一読をおすすめします