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書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧

容疑者Xの献身
容疑者Xの献身
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文藝春秋

¥ 1,680

単行本

売上ランク:14062位

2005-08-25

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ユーザーレビュー一覧(全274件 平均:4.0)

評価5点「恋文の二乗」 2005-09-22
レビュアー:フェイク・ザ・コバトン(6人中2人が参考になったと回答)
 某書評家が直木賞候補だという持ち上げ方をしていたので、あれそっち方向の作品なのかなーと思いきやさにあらず、本格ミステリ的アクロバットが見事に決まった傑作でありました。……正直、本作で用いられるトリックは、「探偵ガリレオ」シリーズということで、私は別のものを想定したんですが、いやーやられました。こういうかたちのミスディレクションもミステリの伝統として、ある。
 冷酷さと情熱。理性と感情。針の振れ幅が大きいほど、私たちの想定する「人間」の規格から外れた主体が生起し始める。彼に対して、いかような内省をうながすことができるのか。――そのようにみると、作者が近年追求していると思しきテーマ――「怪物」における「罪と罰」というもんだいが、本作でも深く穿たれているのだ。
評価4点「直木賞ということで・・・」 2006-01-28
レビュアー:(7人中2人が参考になったと回答)
直木賞ということで読みました。東野さんのははじめてです。
やはり最後は泣いてしまいましたが、でも女からすると「こんな男いないよ」
と言いたくなってしまいます。いたとしてもなんだか腹立たしいです。よく知らないような人によくもまあという感じです。
評価4点「天才もやはり人間」 2006-01-30
レビュアー:newpul V(3人中2人が参考になったと回答)
 天才であるがゆえに編み出せたトリックを、これまた天才であるがゆえに暴けてしまった物語・・・。 
 
 突き詰めればこういう話だが、根底にあるのは様々な愛の形である。石神は「一筋の光明」を拠りどころに日々生活し、であるがゆえにあのような犯罪を起こした。
 それは彼にとっての究極の愛情表現であり、事実完遂されるかに思われた。しかしラストで完全犯罪は、彼が全く予想だにしなかった親子の決断で暴かれるが、それは読者にとっての救いでもある。

 東野先生の愛の描き方にはいつも感服させられる。この作品は究極の自己犠牲であり、無償の愛である。ああすることでしか愛する人を救えなかったのだ。愛は命よりも重いということか・・・。

 ラスト石神の号泣。ハッピーエンドと捉える向きもあるが、わたしにはわからない。名作「秘密」ともども「その後」に思いを馳せる作品である。
評価5点「直木賞」 2006-02-02
レビュアー:ハルキ(3人中2人が参考になったと回答)
湯川シリーズの最高峰と言える作品だと思います。
冷静沈着な湯川も、友人の前で見せる顔は別にあり、この作品はそんな湯川の描写が、非情に楽しめます。
直木賞受賞作として注目を集めてますが、個人的には湯川シリーズを最初から読んで頂きたいと思います。

評価5点「これは純愛小説でもある」 2006-02-20
レビュアー:ワンダーソニア(7人中2人が参考になったと回答)
ずっと忙しくてじっくり本を読む暇もなかったのだけど、職場の先輩が「期間限定」で貸してくれたので週末、一気に読みました。
読み終わって、涙、涙。推理小説と思って読み始めたけれど、これはレンアイ小説でした。それもとびきりせつない、無償の愛、むくわれることのない愛を描いた・・・。
ストーリーは全然違うけれど、昔見たフランス映画「仕立て屋の恋」を思い出した。この映画もつらい映画で(涙)・・・当時一緒に映画を見ていた友達(男性)がおとこ泣きしていたくらい。
「仕立て屋がかわいそうだぁ〜〜」って。
私も今回、心の中で「石神さん、かわいそうすぎるよぉ〜〜!」って叫んでました。