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書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧

容疑者Xの献身
容疑者Xの献身
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文藝春秋

¥ 1,680

単行本

売上ランク:14062位

2005-08-25

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ユーザーレビュー一覧(全274件 平均:4.0)

評価5点「一気に読みました。」 2006-02-28
レビュアー:けんいち(7人中2人が参考になったと回答)
図書券もらったので久々に本を読もうかと思い本屋さんに行ったのですが、なぜかこの本に強烈に惹かれて購入しました。読み始めたら、いきなり引き込まれて一気に読みきってしまいました。推理の面白さと最後の切なさがなんとも言えなく良かったと思います。
評価5点「あまりに大きな愛情」 2006-03-10
レビュアー:ddd62(8人中2人が参考になったと回答)
数学さえあれば他には何もいらない・・・そんな天才数学者である石神が、自分の愛した女を守るために完全犯罪を目論む。そしてその謎を友人である天才物理学者、湯川学が紐解く。この2人の天才の対決。果たして勝つのはどちらか・・・。

まず個人的にミステリの中で「天才」の犯罪者が大好きだ。特にこの作品の石神のようにすべてのパターンを想定しながら理論的に物事を構築していくタイプの犯罪者にシビれます。

石神が「愛する女性を守るために」周囲を欺いたトリックが素晴らしかった。そして同時に彼の一途で、そして真っ直ぐな気持ちに心打たれた。彼の持つ「愛情」の形は決して正しいものではないだろうが、それを歪んだものだと言うことも僕にはできない。後半は読みながら石神に対してかなり感情移入してしまった。

最後に石神のとったのは彼にとっても苦肉の策だったのだろうけれど、この犯罪が彼にとって「幸福」だったのか「不幸」だったのか。それは読んだ人がそれぞれで決めて下さい。
評価5点「愛を貫くためにアリバイ作りに驚くべき献身」 2006-04-04
レビュアー:進藤照光(10人中2人が参考になったと回答)
 直木賞の受賞対象作品に推理小説はあまり含まれないらしいので、同賞受賞作品を久しぶりに読んでみた。

 文学には軽薄な知識しか持ち合わせてないが、作者の東野圭吾の文体とアリバイ崩しは、どことなく松本清張に似ている気がしてならない。小生の頼りない直感であるが。それに文章は流麗(りゅうれい)で、物語構成の骨格もしっかりしている。

 天才数学者でありながら一介の高校教師に甘んじている主人公の石神は、隣に住む女を密かに愛していた。
 彼は女とその娘が元主人殺しを察知し、その遺体処理に自ら積極的に加担する。その後も親子のアリバイ作りに献身的に尽くし、女を必死で守るために完全犯罪を目論む。

 アリバイ崩しは単純で、さほど難しくはないように見えるが、犯行を隠蔽(いんぺい)するために主人公は、死体処理に絡めて別の殺人を犯していたことには驚愕(きょうがく)する。そのトリックは、いつどこでなされたのか、、、、。結末は主人公の単なるはかない愛だったのか、、、。

 著者は理系の出身なので、物語展開の随所に数学理論が出てきて読者には理屈っぽく感じる向きもあろう。

 どこの本屋を垣間見ても著者の諸作品が単行本であれ、文庫本であれ、書棚はいうに及ばず,客の目につきやすい所に平積みされているのは壮観ですらある。著者の力量には感服する。読みやすいので週末の読書におすすめしたい一冊だ。



評価5点「マジか!?ヤラれた!!」 2006-05-01
レビュアー:hjfyx771(5人中2人が参考になったと回答)
最近のドラマ「白夜行」で東野圭吾に興味を持ち、直木賞の話題からハードカバーで割高なのを覚悟して本作品を読むことを決意。読後の感想、タイトル通り、「マジか!?ヤラれた!!」。白夜行に続き、テーマは「自己犠牲」。現実の世界には難しいかもしれない、けど、フィクションとして感動はできる。ハードカバーの割高感は払拭された。。。
評価5点「東野圭吾ファン」 2006-05-09
レビュアー:si(7人中2人が参考になったと回答)
秘密、レイクサイドに続いて直木賞受賞作容疑者Xの献身を読みました。主人公の数学教師の中盤の気持ちの悪さが最後まで続いたらどうしよう…。そんな心配もしましたが、東野圭吾さんにはそんな心配は無用でした。まだ3冊しか読んでいませんが、読んでみて読者の期待を絶対に裏切らないのが東野圭吾さんかなとこの作品を読んで思いました。ただこの暖かさはミステリーにはもったいないなと感じました。秘密のような作品をどんどん書いてほしいと思います。