ユーザーレビュー一覧(全274件 平均:4.0)

「容疑者Xは献身的・・・でした」 2008-02-28
レビュアー:タンタン(2人中2人が参考になったと回答)
容疑者X(石神)が犯人(愛する女性)を守ろうとするため、完全犯罪をたくらむ話
天才数学者(石神)の考える完全犯罪を大学時代の友人であった物理学者の湯川教授が
解き明かす・・・
石神と湯川教授、湯川教授と刑事の草薙が大学時代の友人という繋がりが時にしがらみとなり、
仕事と割り切ることができずもどかしく切ない。
石神の包み込むような犯人に対する愛情の深さがだんだん明らかになっていくのだが
天才数学者の愛し方は冷静な頭脳でまたは石神の性格のようにあまりに静かで
そして深く、慎み深い、そんな愛し方もあるのだな・・・と、とても切なくなる愛情表現だった
最後に明らかになるトリックは斬新で、推理小説としても面白い1冊だった

「いあ〜、よく出来ていますね。」 2008-03-11
レビュアー:ムーヤン(2人中2人が参考になったと回答)
そこまでするかという内容ですが、幸せの感じ方は人それぞれですからね。真実を知られたくなかった主人公の”X”と真実をどうしても話したかった科学者の友人。それを聞いたお弁当やさんもやはりその先に人生をノホホンと生きて生けないでしょう。それぞれの立場に立っても納得してしまうのが、東野圭吾の小説の様な気がしますね。

「面白いことは面白いが…」 2008-04-17
レビュアー:Mr.Moonlight(3人中2人が参考になったと回答)
稀代のストリートテラーによる作品なだけあって確かに面白い。
そして引きこまれる。
でも最後の数十ページで肩透かしをくらい、結局なんだったんだろう?という読了感が残る。
ここ最近の彼の作品にありがちのパターンのように感じるのだが、本作は正にそんな作品だと思う。
綺麗に話を進めるのが本来あるべき姿なのだろうけど、もう少しザラッとしたものを残すような作品を読みたいし、この人なら間違いなく書けるという次回作への期待をこめて星2つ減点。

「天才数学者の大掛かりな数式」 2008-06-22
レビュアー:民朗(2人中2人が参考になったと回答)
読了後、面白かったでは無く読めて良かったと感じました。
天才数学者である石神が仕掛けた数式は、彼の全ての行動はその証明に必要なピースであり、不必要な式は一切無い物と理解した時の爽快感は素晴らしいものでした。
個人的には本格ミステリ物では東野圭吾の最高傑作だと思います。

「トリックが最後まで分からなかった」 2008-07-22
レビュアー:コーキ(2人中2人が参考になったと回答)
天才数学者「石神」のトリックが最後まで分からないようになっており、事件の真相が分かるまで目がはなせない展開だった。警察が事件の真相を追究するのと同時に、石神の同級生の天才物理学者「湯川」も独自の手法で事件の真相に迫っていくやり方もおもしろかった。ただ、湯川が事件の真相に気付くには少しヒントが少なかった気がした。また、靖子が想いを寄せている男性の間で、靖子をめぐりやりとりがもう少しあってもよかったと思う。