ユーザーレビュー一覧(全274件 平均:4.0)

「なるほど3冠」 2005-12-27
レビュアー:kokodokodoko(25人中16人が参考になったと回答)
年の瀬ですね。
という訳で,2005年を振り返るミステリ番付が発表されていますが,
圧倒的な高評価が本書です。
最高の理系頭脳の2人が
誰も解けない問題をつくり
誰も解けない問題を解きます。
一方は守るために,もう一方は明かすために。
詠み終わった次の日は,思い出し泣きができるぐらいに心に物語が深く刺さります。

「期待せずに読めば・・」 2006-03-19
レビュアー:neco(25人中16人が参考になったと回答)
数学者だから感情をあまり出さないように設定したのでしょうか?そこまでして庇う必要性を感じさせるほどの石神の愛を感じる事ができませんでした。東野圭吾さんの作品は大好きですが、「白夜行」の読後のような、心を揺さぶられるような感じにはなれませんでした。小説ジャンルは違いますが、同じ数学者を題材にした「博士の愛した数式」の博士の方が素直に感情移入できて読後の感動が大きかった気がします。「直木賞受賞作品」ですが、あまり期待せずに読むのがいいのかもしれません。最終、好みの問題になるのかもしれませんが…。

「東野さんはやはり天才です・・☆」 2005-10-01
レビュアー:(17人中15人が参考になったと回答)
東野さんの作品は大好きで殆ど読んでいます。いつもいつも奇想天外な発想と人間的な情愛と理数的なトリックの数々にハラハラドキドキしながら楽しんでいます。今回の作品もとても期待していたのでゆっくり読もうと思っていたのですが、その誓いも虚しくあれよあれよと言う間に読み進んでしまって気がついた時は時既に遅しで・・もう読み終わっていました。とても悔しくさえ思っています・・笑
石神さんの風貌や情愛の心が哀しくてつらくて最期は涙が止まりませんでした。でも彼なりにとても幸せだったのではないかと思います。だって人生を賭けても惜しくない素敵な女性に出会う事ができたのですから・・東野さんの作品はいつも哀しくても心が清清しくなります。

「またまた・・・・」 2006-02-04
レビュアー:れもん(19人中15人が参考になったと回答)
泣かされてしまいました。
このところ、「手紙」「さまよう刃」と、涙なくしては読めないものが続いていたのですが
今回は泣きそうもないなって思ってたら・・・・
またまた、東野圭吾にしてやられました。
表題の「献身」の意味が、ラストになってようやく本当にわかります。
淡々と始まり、ラスト近くまで激しいシーンはほとんどないのに
まるで取り憑かれたように一日半で読み終わってしまいました。
やはり、東野圭吾はすごい人です。

「数学的論理を文体で表す。」 2006-05-18
レビュアー:あさかげ(20人中15人が参考になったと回答)
この本は凄い、と噂を聞いたが、まさにその通りだった。
物語は、母親と娘が元夫の殺害を最初に進展していく。
犯人を愛し、犯人の手伝いをする高校教師、最強の数学者 石神。
事件を解き明かしていく、石神の大学時代の友であった好敵的存在、物理学系の 湯川 。
高度に仕組まれた難解な推理の過程を、淡々と描いている――。
人物像もかなりはっきりとしていて、綺麗な文体。
やがて行き着く結末は読者を「まさか」と言わせる。
推理小説の絶頂だとも思えるほど、素晴らしい作品だと評価したい。
最高の威圧感が堪能できる。
手にとって、損はない。