
「帯に騙されないように。」 2008-10-04
レビュアー:ビン・ラーディン(5人中2人が参考になったと回答)
帯に大々的にフィーチャーされている小沢一郎との対談は巻末に31ページ分収録されているだけで、その内容もハッキリ言って中身が薄く、新鮮味も無い。
ただ本書の最大の長所は前半部分で、元大蔵官僚の視点から戦後自民党政治を判りやすく概説している所だ。『政権交代』なんていうタイトルなので、自民党批判の立場かと思われがちだが必ずしもそうではない。吉田茂以来の所謂「保守本流」つまり宏池会・経世会の経済優先現実主義を高く評価している。著者が批判しているのは小泉政権以降に顕著になってきた市場原理主義・劇場型ポピュリズム政治、要するに現在の清和会支配の自民党であるようだ。
本書を読めば、戦後日本を築き上げた経世会・宏池会流「保守本流」政策を引き継いでいるのが民主党であることが良く分る。

「政権交代が必要な理由が分かる」 2008-11-28
レビュアー:メロディ(1人中1人が参考になったと回答)
都市と地方の格差を広げないままの高度経済成長を実現した自民党の戦略は、グローバル化社会の到来した現代社会においては時代遅れとなってしまった。
日本の将来には、郵政民営化や省庁の合併といった国民に迎合した政策ではなく、年金、教育の改革が必須であり、それは古いやり方を変えようとして何度も失敗を繰り返した自民党では実現できない。
しがらみを絶ち、改革を推し進めるため、そして、真の民主主義を実現するために、今こそ政権交代が必要と強く感じた。