ユーザーレビュー一覧(全183件 平均:3.5)

「「我々」から見て美しい日本」 2006-12-25
レビュアー:山耕一朗(48人中26人が参考になったと回答)
第1章でリベラルという言葉と保守という言葉に於ける、欧米日の違いを指摘しているところからはじまる。
これは多くの学者ですら最近混雑して用いており、その部分は熟読せねばならないだろう。
日本人の知識人にとってリベラルな全体主義者というのはまだ想像できないものなのだし。
そもそも美しい国といっても戦後左翼にとってソビエト連邦や北朝鮮民主主義人民共和国が美しい国だったわけだ。
実際マルクス主義的美学はこの国で畸形的な発展を遂げている。
美意識でも正反対の評価を下す人がいてもなんらおかしくはないし、なにより戦後史学は英雄端を全て美しくないといって切り捨ててきたのだから。
すなわちある意味日本を主観的にみているわけで、北朝鮮や韓国、中国の主観で日本を見たい人には我慢がならないはずだ。
わかりやすく読め、そして論争を呼ぶ1冊である。

「コンキチ&ナターシャの絵本ナビ」 2007-02-12
レビュアー:コンキチ&ナターシャの絵本ナビ(61人中26人が参考になったと回答)
最近お騒がせな安倍総理の本をようやく読むことができました。
非常にシンプルで共感できるものでした内容は愛国心を前面にだす
ものと言うよりむしろ国益のために自分を捧げるという宣言のような
わかりやすい本でした。私は多少の失策には目をつぶって、淡々と
仕事をしている総理を理解しているつもりです.

「昭和・平成初期政治史の復習に。」 2007-06-09
レビュアー:doncorleone(55人中26人が参考になったと回答)
「美しい国へ」というタイトルは、安部首相のタカ派的イメージを払拭しようというマーケティング的な要素であろうかとおもう。その証拠に、政権当初はインタビューでもしきりに「美しい国」と使っていたが、支持率が30%程度にまで落ち、指導力のなさを指摘し始めると、一切使わなくなった。
さて、肝心の本の中身だが、氏の思想が非常にうまくまとめられていて、分かりやすい。
賛成、反対はあるだろうが、自国の首相が何を考えているのかを知るためには、是非読むべきだろう。岸信介、安部晋太郎という3代続く政治一家に育っているだけに、安保闘争時の祖父岸信介の様子や、外務大臣として最後の任務を全うした父晋太郎の決意が生々しく表現されている。
その意味で、昭和・平成初期の政治史の復習になる。
支持、不支持に関わらず、是非ご一読を。

「歴史への理解と、今後」 2007-08-08
レビュアー:徳明木 望(48人中26人が参考になったと回答)
当たり前のことかもしれないが、安倍氏の考え方がよくわかる本です。
現在、日本に起こっている諸問題、戦争責任,年金,少子化,教育など。歴史をよく理解したうえで、未来を考えることの大切さも感じました。
それらに対しての、安倍氏なりの考えを示していて、我々が政治を見るときの参考にもなります。
時代の変化に応じて、我々も政治に求めるものが変化することは当然であるし、政治もそれに応えなければならないでしょう。
先の参議院選挙で惨敗を喫した自民党ですが、続投を宣言している安倍氏。そこには、痛烈な思いがあるからにほかならないように感じるのです。テレビを通して、安倍氏の目を見ていると。
選挙に負けたのだから辞めるべきという声が強いのですが、私個人はむしろこういう人に必要な時間、指導者として活動して欲しいとも思えるのです。

「経済、財政への記述希望」 2006-08-31
レビュアー:タカ(54人中25人が参考になったと回答)
あと二十日で総理になる安倍晋三氏の著書である。
総裁選挙の出馬を見越して、自らの主張をまとめた本を出版し、世に問うのは評価できるし、日米関係の重要性に関する安倍氏の姿勢に個人的に共感する点もある。
また教育や社会保障の問題にそれぞれチャプターを割いているのも、際立っている。
ただ、総理就任が本命視されているからかもしれないが、全般的に抽象的であり、何をするかとの具体的な記述が欠けているように思う。
例えば、拉致事件に関して、経済制裁の効果を強調する一方で、現在の政府は対話と圧力が基本方針云々との記述と言う以外に、何をするかが明確でない。
また、経済政策や財政再建など、社会保障の次に焦点となっている政策テーマについてほとんど言及がないのが残念である。
いずれにせよ、本著は相当の売れ行きであると聞く。これは安倍氏への期待の表れであろう。
総裁選の過程で、より明確な政策を語って欲しいと思う。