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書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧

美しい国へ (文春新書)
美しい国へ (文春新書)
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文藝春秋

¥ 767

新書

売上ランク:127200位

2006-07

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ユーザーレビュー一覧(全183件 平均:3.5)

評価4点「新?総理の本」 2006-07-24
レビュアー:ちちにい(96人中62人が参考になったと回答)
新書ですので、詳細な政策提言というわけではなく、
若者に向けたメッセージだということ。
とはいえ、ご本人の考え方の基本となっている、
祖父岸信介に関するエピソードや、靖国神社、教育、
安保に対する考え方がコンパクトに示されています。

批判を受けそうなところは、慎重に言葉を濁しているな、
という部分が随所にみられますが、
自著だからといって、「放言」の連発になっていないところは、
逆に、彼のバランス感覚を感じられます。

安倍さんも、官邸主導型の総理を目指すのでしょうから、
さまざまな政策に、彼の考え方が盛り込まれたとき、
賛成するにせよ、批判するにせよ、根っことなる
考え方を知っておいたほうが深い議論ができると思います。

7月の北朝鮮ミサイル発射のことまで言及しているので、
これが彼の最新の考え方ととらえていいでしょう。
自分の考えを
・絶妙のタイミングで
・手に取りやすい新書で
出版する、という姿勢に好感がもてました。
もう一度くらい読んで、これからはじまる「安倍劇場」の
一幕一幕をよくよく考えるよすがにしていきたいと思います。

アンチ安倍の考えをわかりやすくまとめて読めるのは
どこらへんなんでしょうかね。そっちのほうも
読みたくなりました。
評価4点「国内対策をもっと頑張ってほしい」 2006-07-26
レビュアー:海援隊(96人中58人が参考になったと回答)
文藝春秋から出すところがまず安倍さんらしい。本の中では、まず、自分の生い立ちを述べながら、どうして「保守主義」となったのかをかなり正直に書いている。そして北朝鮮や靖国の問題に触れながらナショナリズムについての考え方を述べ、日米関係、日中関係についての章が続くわけだが、このあたりはタカ派の面目躍如という感じで、誰からか刺されはしないかと思うくらいに厳しい言葉が並ぶ。この部分は忙しい合間を縫ってきっとご自身で書いているのだろうと確信できる。僕自身も多少右がかっていると思うので、特に対中政策、対北朝鮮政策のくだりはそれほど違和感なく読むことができたが、総理大臣の立場で同じ主張をすると軋轢を生む可能性があると感じた。

一方で、国内の問題として、年金、少子化、教育について詳論しているが、外交問題に比べるとどうも役人の作文をそのまま鵜呑みにして書いている印象があり(この部分はゴーストライターが誰かいるのか?)、方向性は正しいと思うものの、現状追認で具体的でなくインパクトが弱い。総理大臣になった暁には、対中攻撃はほどほどに、ぜひ国内問題の方にしっかり目を向けて取り組んでほしいもの。
評価1点「酷い本」 2006-08-08
レビュアー:蓬田(89人中58人が参考になったと回答)
これ読んでみなさん本当に同意できる箇所があるんでしょうか?
歴史や国に対する個人的で感情的な気持ちを加工して変なスローガンに作り変える。そのスローガン等も具体的にどうやって現実化させていくのか書いていない。再チャレンジって何?どうやるの?
その挙句「この本はマニフェストじゃない」と逃げる始末。
逃げるのは上手。☆一つあげよう。
気分で書くだけなら誰だって書けるよ。
あと経済音痴と呼ばれるだけあって経済にはほとんど触れていません。本当に経済音痴なんだね。感情じゃ書けないもんね、経済は。
とりあえず憲法変えたいっていうのと靖国に参拝するのは止めないっていうのとはっきりは書かないけど過去の戦争は間違ってなかったんだよって言いたいのはわかった。

評価1点「新書の堕落」 2006-08-14
レビュアー:kagekiyo(89人中58人が参考になったと回答)
本書の内容が想起させる政権構想には懸念が多々あります。
「美しい」、あいまいな言葉の背後に垣間見える、
不寛容、対米追随、そして一途な国家優先志向が怖いです。

が、まず一番言いたいのは、
本書は、本来新書の枠で出すようなものではないということです。
新書とは本来、知のスペシャリストが一般庶民に向けて、
その専門分野をわかりやすく紹介するものであったはず。
100の内容を持つ人がエッセンスを10ぐらいにぐっと絞り込んで、
ご自分の専門分野の看板を背負って執筆されるものであったはずです。

むろんそのような定義に当てはまらない新書も多々出回り、
なかにはメガ・ヒットとなるものもあります。
上記の定義がもはや古臭いのかもしれません。

しかし、政治家の「マニフェスト」、
むしろ、最高権力獲得のためのイメージ戦略の一環、となると、
もはやだいぶ「ルール違反」なのではないでしょうか。

少なくとも、私は一人の権力者を大きく見せるための、
また、まださしたる実績もない方の上滑りした言葉を聞かせるために、
新書という素晴らしい枠が使われてほしくないです。
評価2点「イメージだけで中身が見えない」 2006-08-03
レビュアー:ソト(87人中57人が参考になったと回答)
北朝鮮による拉致事件で強硬派として売り出し、小泉首相の後継者の地位を得つつあるが、イメージ先行で中身が見えなかった。

本書も、自信と誇りのもてる日本へと保守好みのスローガンは並べているが、肝心の政策論や方法論が抜けている。

マッカーサーの計らいでA級戦犯の訴追を免れ、首相にまでなった岸信介を外祖父とする世襲三世という特異な経歴を背負った政治家だけに、一国の総理ともなれば、歴史認識など内外の目は厳しさを増す。

それに耐えるものを期待したのだが、内容が伴わなかった。
日本を取り巻く内外状況が厳しい中、軽薄なイメージ先行でリーダーが選ばれてしまう世相に暗澹とする思いだ。