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書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧

美しい国へ (文春新書)
美しい国へ (文春新書)
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文藝春秋

¥ 767

新書

売上ランク:127200位

2006-07

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ユーザーレビュー一覧(全183件 平均:3.5)

評価1点「プロパガンダのためのゾッキ本の一種」 2006-10-18
レビュアー:司馬遷太郎(86人中47人が参考になったと回答)
内容的には全く空虚であるというしかなく、権力を手に入れるために作られた宣伝文書に過ぎず、なぜこんな本が文芸春秋社から出たか考えさせられる。日本が美しい国になるためには、政治腐敗や汚職天国を一掃することが先ず第一だが、そういうことには一切触れないまま、ただ口先だけで美しい美しいと騒ぎ立てることは、香具師の世界における口上と同じであり、政治家ならば自分の言葉を使って理念を語ると共に、それが確固とした思想に裏付けられている必要があるが、そういった印象は片鱗も感じさせないというところに、この著者のいかがわしさを強く感じさせたという読後感しか残らなかった。駄作だというしかない本であり、こういうキワモノが書店に氾濫しているあたりに亡国の悲哀を意識させられた。
評価2点「美しさは歴史的責任や自覚から沸いてくるもの」 2006-07-21
レビュアー:元祖パスカル(88人中46人が参考になったと回答)
やはり一番の関心は靖国参拝問題だが、筆者は、「指導者が国に殉じた人に崇拝の念を表するのはどの国も行う」とするが、指導者としての歴史的責任や自覚に不安を感じさせる。
雑誌『正論』の対談で、岡崎久彦氏が「A級戦犯の合祀が理由で(天皇らの)参拝が途絶えたのは嘘のプロパガンダで、三木首相が私的参拝などと言ったためだ」とするのに同意していたが、それは誤りで、真相はA級戦犯の合祀を昭人天皇が嫌ったためであった。
謬見に簡単に乗せられてしまうのは、本人に歴史や国への理解、見識が不足しているからではないだろうか。

他国が何を言おうと毅然と参拝することに国としての自負や誇り、つまり、美しさがあるとするが、どうだろう。
何を祭っているかが問題であり、それへの参拝によって民主主義国家の政治家としての歴史観、責任、見識や資質が問われるということが省みられることがないのは、一国の指導者としてはさびしい。

独りよがりな美しさは虚勢であって、真に輝くものではない。9条を疑問視し、武力に重きを置くが、虚勢を力で輝かせようとするような姿勢は、危うさを感じさせる。
その一方で、中国、韓国など歴史認識の軋轢が引き起こす周辺国との対立から来る不安を解消するかのように、米国との同盟関係を強調するが、それこそ大国の後光を借りた狐の輝きではないか。

真の輝きは日本の内から、謙虚さや徳を旨とした武士のような風格とともに、自ずとにじみ出てくるものであらねばならない。
そうしてこそ隣国の尊敬を得て、国民も安寧な生活と、平和・繁栄を享受することができるのではないか。
筆者にはそのようなことを期待したのだが、本書を読んだ限りでは、力への信奉があるようで、かなりの距離感があった。
評価4点「次期総理を知りたい人へ」 2006-08-04
レビュアー:本格派(99人中45人が参考になったと回答)
間違いなく次の総理大臣になる人物である。総理になる前に彼について良く知っておきたくて買った。

現在の日本の政治家の中で、中国に対する毅然とした態度や、自分なりのしっかりとした理想像を持った数少ない政治家だと思っている。
この短い本の中では「国家としての自立」「ナショナリズム」「日米同盟」「中国・アジアとの関係」「少子化」「教育」しか取り上げられていないが、国としてのあり方や歴史認識に関しては非常に客観的に冷静に考えており、今後、日本を正しい方向に導いてくれるのではないかという期待感を持たせてくれる。

この本はあくまで安部氏のベースとなる思想を綴ったものであり、政策提言のためのものではない(とあとがきにある)。実際の政策は総理大臣になった後にお手並み拝見ということで、この本では安部氏という人間のベースを捉えることができれば十分だと思う。ただひとつ願うのは、この貴重な人材がマスメディアや他の政治家からのバッシングによってつぶされないことだ。4月に靖国参拝をしたと言って、毎日新聞などがさっそく中国へのご進駐報道をし始めているのだ。他の重要な政策論議をさておいて、そんな詰まらないことで総理の資格を問うのは本末転倒だと思う。誰が靖国を参拝しようが、国民の生活には全く何の影響もないのだから。
評価1点「美しい国??」 2006-09-30
レビュアー:カン(90人中45人が参考になったと回答)
世界に対する脅威たるアメリカ帝国の価値観に染まりきった安倍氏にどのような国の再生が可能かと疑問をもちながら読みましたが読めば読むほどアメリカ帝国の代理人のそのまた代理人に過ぎないことがよく分かりました。小泉売国総理の『構造改革』の片棒を担いできた安倍氏が「美しい国へ」とは笑わせて貰いました。
安倍氏には理念を語る資格などありません
評価4点「総裁選前に読んでみては。」 2006-07-25
レビュアー:mk219(82人中44人が参考になったと回答)
嘗ての小沢一郎氏の向こうを張って(日本改造計画論)執筆されたものかと思いましたが、内容としてはビジョンが語られているわけではありません。

文章も非常に平易でボリュームも少ないので少一時間もあれば読了可能な作品です。
多くのテーマ・エピソードが細かく章分けされていた点も読み進め易さに繋がったと思います。

政府スポークスマン故に氏個人としての発言に制限がある今、現状の課題(「靖国」「外交」「保障」等)へ対する氏のスタンス(提言・ビジョンではありません)を理解する上で非常に好著となっていると思います。
しかしながら、限られた枚数の中で取り上げざるを得ないテーマが多く広く浅い内容になってしまった点が非常に残念である。

商社マンから急遽父親の秘書になった際、時間を作り引継ぎ行ったエピソード等から氏の誠実性。優しい眼差しを以って若年層へ向き合いメッセージを送る氏に好印象を持った。