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書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧

ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス
ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス
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三本木 亮[翻訳]

ダイヤモンド社

¥ 1,680

単行本(ソフトカバー)

売上ランク:330位

2002-02-23

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ユーザーレビュー一覧(全79件 平均:4.0)

評価5点「TOCの理解が深まる」 2002-01-12
レビュアー:進也(80人中73人が参考になったと回答)
「The Gola」の続編。前作で、主人公は管理する工場を閉鎖の危機から、見事に立ち直らせて、事業部責任者に昇進した。今回は、事業部長として、管理する複数の会社を、赤字体質から黒字体質へ転換に成功させたが、何と、また大きな難問が振りかかってくる、さて、再び奇跡はおきるのか!?

前作では、生産管理での「制約理論」が展開されていたが、今回は、その適用分野をより広げ、理論の有効性を証明している。
制約理論における、「課題の究明」から「解決策の案出」を実践するツールと思考過程を、主人公と経営トップが話し合いながら進めていく記述は、へたなノウハウ本の記述以上に、説得力がり、また理解しやすくなっている。

今回提示される解決策は、いわゆる「SCM」や「アウトソーシング」であるが、この本にかかると、これらの知識が教科書的なものでなく、自分で体験したかのように理解でき、興奮させられる。

また、企業の売買に関しても、そのプロセスを窺い知ることが出来、興味深かった。

なお、前作では主人公の足を引っ張っていた奥さんが、今回は、結婚式コンサルタントとして成功おさめ、制約理論に精通して、主人公を事ある毎に励ます姿に、前作を知る読者は、苦笑させられるのではないか。

評価5点「良書だが本質はシンプル。振り回されないようにしたい」 2002-06-29
レビュアー:河合 拓(31人中27人が参考になったと回答)
 久しぶりにThe Goal シリーズを読んだ。当時、この本を手にして感動したのを覚えている。私のまわりの人間も、この本を読んで感動した、と言っていた。

 さてさて、久しぶりにこの本を手にしたのだが、とにかく「読みにくい」のだ。言い方が回りくどい。助長でポイントを突いていない。当時、この本からサプライチェーンが大ブームとなり、猫も杓子も「ボトルネックは」などと言い始めたが、私を含めて、TOCをハッキリと理解している人はいなかったと思う。

久しぶりにこの本を読んで、ようやく何が言いたいのかよくわかった。スループット会計、コストワールドなど新語をちりばめ、また、「在庫を減らすと帳簿上赤字になる」など、ショッキングな発言をセンセーショナルに使用しているが、ようは、「固定費」と「変動費」の事を言いたいわけで、というより、なぜ、そんな回りくどい説明をしなければならないのかと感じてしまう。

もちろん書かれていることはとても大事だ。しかし、本質は実にシンプルである。この本を読んで、打ち出の小槌を手にしたなどと思わないで欲しい。変動費、固定費、限界利益。こうした、企業が利益を生み出す基本原則さえしっかり押さえておけば大丈夫なのだ。流行のコンサル用語に振り回されないようにしたい。
評価5点「全てのサラリーマンに読んで欲しいです」 2002-02-27
レビュアー:(31人中25人が参考になったと回答)
前作の「ザ・ゴール」は、TOC理論中心の生産管理本という感じだったが、
今回は、はっきり言って、マーケティングの本、もっと言えば戦略を考える
本だったように思います。確かに一部の人が感想で述べているように、既に
市販されている「ロジカルシンキング」の本や「問題発見プロフェショナル」

等の問題解決技法の本に書かれているツールと類似しています。しかし、「
ザ・ゴール2」がいいと思うのは、はっきり言って読みやすいことです。翻訳
者が丁寧かつきめ細かく作業したため、イメージがわいてくるように読めま
す。問題解決技法の本は、読破するのにかなりの時間、つらさが必要ですが、

「ザゴール2」はそんなことはありません。行き帰りの電車でも、3日ほど
あれば読める!!のではないでしょうか。また、重要なところは、太字になってい
るので、前作より本当に読みやすくなっています。この本は、リストラで従業
員を削減する経営者に絶対読んで欲しいです。そのようなメッセージがひしひ
しと感じれます。

評価4点「ロゴとの再会」 2002-02-25
レビュアー:ny(29人中24人が参考になったと回答)
 前作「ザ・ゴール」と同様、やっぱり気になってついつい買ってしまいました。このシリーズ?は3つの楽しみかたがあると思います。①TOC(前作)や「思考プロセス」の理論を設定された実施のビジネスの場面を通して具体的に学ぶことができる。②欧米企業の企業に対する考え方。具体的には株主重視に基づくM&Aや企業分割、あるいは上司と部下の関係や組織力学など。③エンタテイメント小説として。

 私の場合は①より②、②より③の部分でこの本を楽しんだ。①について具体的な初級の入門書にはなっていると思うものの、かなり冗長でこっちは他書できっちり学ぶ手もある。③でいくと、ロゴは「あれから」随分と出世して逞しくなっていました。多くの部下に絶対的な信頼を得、家族との関係も随分改善され、精力的にプレイングマネージャとして副社長業に勤しんでいます。学ぶべき姿勢は、普段の仕事の中でともすれば「思考停止」になってしまうコンフリクトに対し、「絶対に対立は解消する」という勇気を持ち続けることだ。そのための、頭の働かせかたのテクニックを学べる。

 会社組織の中で次々降りかかる難題に立ち向かいながらキャリアアップしていくストーリー展開は、アメリカ版「課長(部長)島耕作」と言えるかもしれない。
 家庭の問題に、「思考プロセス」を適応して対処する場面がいくつか出てくるが、おかしくもあり、自戒の念も感じてしまいました。

評価3点「5つの視点」 2002-03-13
レビュアー:(26人中24人が参考になったと回答)
①企業の究極の目的はメイクマネーである、といいきった前著ザ・ゴールの主張はキャッシュフロー経営がようやく普及し始めた日本において、新鮮な輝きがあった.本書は、その後の著者の思想の修正が現れており、新たな目的として、顧客価値、従業員価値を高めるべし、の二つが加わることになった.メイクマネーはすなわち株主価値を高めるに過ぎない、という反省だ.
②アレックス・ロゴが格闘して生み出すのは、既に日本でもおなじみのソリューション・プロバイディング、あるいはコンサルティング・セールス、の手法と同じである.顧客の問題を解消してあげること.言うは易く行うは難し.

③アレックスは3つの会社の建て直しに成功する.そう、例え会社を売却しても皆ハッピーになる方法はあるのだが企業価値を高めて他オーナーに渡すM&Aの視点は、手の打ちようがなく売却する日本の経営者には教訓となるはず.

④本書は、多くの人は、「思考プロセス」の解説書だという.だが残念ながら本書で論理ツリーが使いこなせるようになる人は皆無だろう.この点は、「思考プロセス」の解説書か、近年本屋を賑わす問題解決法・論理思考法で優れたものが幾つかある.

⑤本書は小説であるが、前著に比べ小説の面白みは薄れたようだ.前著では、妻のジュリーがなぜ夫のことを理解できないのか不思議で、妙にリアリティーがあったが、本書では思春期の子供とのわずかな葛藤があるのみ.弱々しいアレックスが懐かしい. と、色んな読み方ができる本です.