ユーザーレビュー一覧(全79件 平均:4.0)
「TOCの理解が深まる」 2002-01-12前作では、生産管理での「制約理論」が展開されていたが、今回は、その適用分野をより広げ、理論の有効性を証明している。
制約理論における、「課題の究明」から「解決策の案出」を実践するツールと思考過程を、主人公と経営トップが話し合いながら進めていく記述は、へたなノウハウ本の記述以上に、説得力がり、また理解しやすくなっている。
今回提示される解決策は、いわゆる「SCM」や「アウトソーシング」であるが、この本にかかると、これらの知識が教科書的なものでなく、自分で体験したかのように理解でき、興奮させられる。
また、企業の売買に関しても、そのプロセスを窺い知ることが出来、興味深かった。
なお、前作では主人公の足を引っ張っていた奥さんが、今回は、結婚式コンサルタントとして成功おさめ、制約理論に精通して、主人公を事ある毎に励ます姿に、前作を知る読者は、苦笑させられるのではないか。
「良書だが本質はシンプル。振り回されないようにしたい」 2002-06-29
「全てのサラリーマンに読んで欲しいです」 2002-02-27等の問題解決技法の本に書かれているツールと類似しています。しかし、「
ザ・ゴール2」がいいと思うのは、はっきり言って読みやすいことです。翻訳
者が丁寧かつきめ細かく作業したため、イメージがわいてくるように読めま
す。問題解決技法の本は、読破するのにかなりの時間、つらさが必要ですが、
「ザゴール2」はそんなことはありません。行き帰りの電車でも、3日ほど
あれば読める!!のではないでしょうか。また、重要なところは、太字になってい
るので、前作より本当に読みやすくなっています。この本は、リストラで従業
員を削減する経営者に絶対読んで欲しいです。そのようなメッセージがひしひ
しと感じれます。
「ロゴとの再会」 2002-02-25私の場合は①より②、②より③の部分でこの本を楽しんだ。①について具体的な初級の入門書にはなっていると思うものの、かなり冗長でこっちは他書できっちり学ぶ手もある。③でいくと、ロゴは「あれから」随分と出世して逞しくなっていました。多くの部下に絶対的な信頼を得、家族との関係も随分改善され、精力的にプレイングマネージャとして副社長業に勤しんでいます。学ぶべき姿勢は、普段の仕事の中でともすれば「思考停止」になってしまうコンフリクトに対し、「絶対に対立は解消する」という勇気を持ち続けることだ。そのための、頭の働かせかたのテクニックを学べる。
会社組織の中で次々降りかかる難題に立ち向かいながらキャリアアップしていくストーリー展開は、アメリカ版「課長(部長)島耕作」と言えるかもしれない。
家庭の問題に、「思考プロセス」を適応して対処する場面がいくつか出てくるが、おかしくもあり、自戒の念も感じてしまいました。
「5つの視点」 2002-03-13③アレックスは3つの会社の建て直しに成功する.そう、例え会社を売却しても皆ハッピーになる方法はあるのだが企業価値を高めて他オーナーに渡すM&Aの視点は、手の打ちようがなく売却する日本の経営者には教訓となるはず.
④本書は、多くの人は、「思考プロセス」の解説書だという.だが残念ながら本書で論理ツリーが使いこなせるようになる人は皆無だろう.この点は、「思考プロセス」の解説書か、近年本屋を賑わす問題解決法・論理思考法で優れたものが幾つかある.
⑤本書は小説であるが、前著に比べ小説の面白みは薄れたようだ.前著では、妻のジュリーがなぜ夫のことを理解できないのか不思議で、妙にリアリティーがあったが、本書では思春期の子供とのわずかな葛藤があるのみ.弱々しいアレックスが懐かしい. と、色んな読み方ができる本です.