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食品の裏側―みんな大好きな食品添加物
食品の裏側―みんな大好きな食品添加物
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東洋経済新報社

¥ 1,470

単行本

売上ランク:1024位

2005-10

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ユーザーレビュー一覧(全155件 平均:4.0)

評価5点「日本、かなりヤバイ〜隠された著者の強いメッセージとは〜」 2006-05-11
レビュアー:ひとみ(87人中75人が参考になったと回答)
私は食品添加物は極力避けているし、今までこのような本も何冊か読んでいる。
なので「読まなくてもわかってるよ」と思って読まなかったのだが、機会があって読んでみた。

この手の本って、恐怖心を煽ってるだけ、とかマイナスに捕られがちだけど、この本はちょっと違った。
食品添加物の元トップセールスマンの暴露本で面白く読めて、毒性うんぬんも言っていない。
何で作られてるか知って、その上で選択して欲しいと。

食品添加物を「危険」とか「食べるな」とは言わない著者だが、
子どもの「味覚の破壊」、それ以上に「食卓の崩壊」は安全性以上に問題視していて、
毒性はないが子供に与えたくない添加物が3つあげられていました。
これはほとんどの食品、お菓子に入っているものです。

あぁ、この本は子どもたちのために書いたんだなぁ。
子どもと子育て中のお母さんのために。

子どもには自分の食べるものを選ぶ権利はありません。
どんなに粗悪な食品が出回ろうと、
子どもたちを味覚、食卓の崩壊の危機にさらすのも、
そこから救えるのも私達、親なんですよね…。
子育て中のお父さんお母さんにはぜひぜひ読んで欲しいなぁと思いました。

私達が台所においているしょう油や味噌がニセモノで、だしは化学調味料で、
それで育った子供っていったいどうなるんだろう。

今や素材の味やだしのうまみ、香りがわからない人、
化学調味料でないと美味しいと感じられない人が多い現実。
まともな食べ物やさんは化学調味料を使わないと客がつかない、と嘆く。

今の日本、原因は添加物だけに収まらないけど、
著者がいうように食の乱れは国の乱れ、というのも一理あると思う。

この本は、食品に興味のない人に注意を喚起するという意味もあると思いますが、
すでに知っている人でも手にとってみて、著者の真意を読み取ってみると何かが変わるのではないかと思います。

この本で私が変わったこと、それは今まで自分の子供のことしか考えてなかった。
でももっと多くの子供たちを救いたいと思いはじめている。日本の将来のために。
評価4点「喜ばれた添加物屋さんのセールストーク」 2006-07-17
レビュアー:ちゅらじま(84人中75人が参考になったと回答)
添加物が怖い、という本は何度か読んできましたが、この本がそれらの本と違うところは、添加物を使い始めた工場などの人が、どのようにそれら添加物を営業マンに売り込まれて使い始めたのかという話が導入部分にあるところです。

添加物の導入を決めた食品メーカーの人たちはみんな鬼のような人たちなのか、というとそんなことはなくて、自社工場の中で それぞれ小さな悩みを持つ人たちです。 その悩みがちいさければ小さいほど、解決案として提示された添加物の効力も小さいものと思ってしまうのですが、そこがこわい所ですね。例えば、餃子の皮を作る工場では皮が時々機械にくっつき ラインを止めるのが大変だと聞いた著者が、”これをいれたらくっつかなくなりますよ”と、新しい添加物を提案し、採用された、ということです。
読者の私まで 効率が上がってよかったですねー。皮がくっつかなくなる程度の添加物なんてたいしたことなさそうですね。なんて言いたくなるほどです。工場側に立ててしまうのがこの本の怖さでした。

後半では 家で主婦が時間をかけて食事を作っている姿を子供に見せないと 食事っていうのは時間をかけなくても努力しなくてもできるものと思わせてしまうので、とても危険ですよ。と”何事も簡単にできてしまうなら、そっちのほうがいいのだ”という考え方そのものに警鐘をならしています。
そこではっとさせられました。工場の側にたててしまったのは、私自身も家族の食事を作る身として、工場長と同じ立場の人間だったんですねー。私もいろいろ言い訳します。今日は疲れたとか、大量に食べるわけじゃないんだから、とか、それが人間だし。。。ということで工場長と同じなわけです。 

最後に 食品メーカーの中でも 添加物に頼らず、商品を強くしていった例がもっともっとあれば、更に強い希望が持てたかもなあ、と思いました。 添加物を売り込み、成功した話以外に、失敗した話、例えば、同様の工場内の悩みがあっても添加物の採用を断った人の話など。。。そんな話もあったなら、是非ききたかったですね。これからの世の中をどう生きていくか、そういう人の生き方はとても参考になりそうですし。
評価2点「わかりやすい本です が…」 2006-04-13
レビュアー:circret(162人中70人が参考になったと回答)
 星二つか、三つか悩んだのですが。

 とてもわかりやすい文章と構成をしており、すっきり読むことができます。が、内容はといいますと論理の飛躍が見られてちょっと困りものです。

 最初は食品添加物によって、栄養がないはずのくず肉、くず野菜でも美味しいと感じることができてしまうという話しであり、これにはおお、こういう切り口でくるのか、面白いな、と素直に思ってました。
 しかしその後、何故かメインは「食品添加物を取らないようにするためには」になっていってしまいます。いや、違うだろ! くず肉・くず野菜を取らないようにするためには、じゃないのそこは?
 一番重要なはずの食品添加物の危険性の有無を軽くスルーしてしまい、ひとっ飛びに言ってしまうのにちょっとびっくりしました。
 強いていえば「まだ安全とはいえない」「人に特有のストレスが考慮されていない」のあたりが危険性なのでしょうが、科学の裏付けがなさすぎです。人特有のストレスがあるなんていうのは聞いたことがありませんし(ストレスは強弱で計る物では)、安全の保証の定義はどうなんでしょう? タマネギだって犬にとっては毒物です。トマトは観賞植物でしたし、キャベツは最近の食べ物です。安全性が確認されているとはいえなくなってしまいます。

 偽物を糾弾する姿勢はあって良いと思いますが、その理屈は不満足でした。正直、これで食品添加物を批判してはダメな気がします。食品添加物の基本知識を得たい人には軽くおすすめできるでしょう。
評価1点「論理的思考の出来ない方にはとてもウケる内容でしょう。」 2007-05-22
レビュアー:イイものはイイ(99人中45人が参考になったと回答)
食品添加物のメリットよりもリスクをことさら強調している内容。自らの体験を引用し添加物に頼り切っている現代食生活について反省を促す一面も含むが、内容の多くは食品添加物利用について過剰にリスク煽動するもので客観性を欠いた論述となっている。食品添加物も農薬も医薬品も同様だが、食品添加物であればWHOとFAOが協力して設ける国際的な組織である JECFA(合同食品添加物専門委員会)の評価確認を経てその使用が認可されており、さらに実際の食品に利用される添加物量は、じゅうぶんに安全性確認された量(1日摂取許容量)の、数千から数百分の一レベル以下になることが全く解説されていない。このレベルがキケンだと言うのであれば、日常生活で電車やバスに乗ることさえキケンな行為となってしまう。安部氏の論理展開にはリスク煽動による自著の書籍販促という、霊感商法の墓石詐欺と同じ構造が垣間見える。
評価4点「失望と衝撃」 2006-06-16
レビュアー:まなしゅう(52人中44人が参考になったと回答)
これを読んだ直後、正直うなってしまいました。

三増酒やコーヒーフレッシュなどの‘なんちゃって’食品はもともと知識として持っていましたが、醤油は知りませんでした。
主人の実家から送られてくる醤油がまさに『醤油風調味料』でした。
どうも醤油らしい味がしないなぁと感じていたのが確かになり、もったいないことですが全て処分してしまいました。

たんぱく加水分解物については、中濃・ウスターソースにまで使われていて、もう逃れられなくなってしまっている事実に失望してしまいました。

ただもっと衝撃的だったのは、添加物の入っていない‘本当の’味噌やたくわんを買って食べると、美味しくないと感じてしまう舌でした。

そうして知らず知らずのうちに「本当の味」から遠ざかっている生活ともう逃れられなくなっている事実に失望しました。