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病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイムが寿命を決める-
病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイムが寿命を決める-
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サンマーク出版

¥ 1,680

単行本

売上ランク:708位

2005-07-08

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ユーザーレビュー一覧(全133件 平均:4.0)

評価1点「二つの顔を持った新谷弘実」 2006-04-10
レビュアー:CHAOS(313人中269人が参考になったと回答)
 「病気にならない生き方」にはホントとウソが巧みに織り交ぜて書いてあり,現在の常
識(定説)を否定している主張はすべて,事実によって検証されていないデタラメです.
 たとえば,「緑茶は胃ガンの原因になる」という主張の裏付けとして著者が示している
のは,「緑茶を多量に飲んでいる日本人に胃ガンが多い」という現象だけです.ポリフェ
ノールを含んでいる緑茶に胃ガンのリスクを下げる効果があるという期待を検証するため
に行われた大規模な調査研究では,一日に緑茶を飲む回数が多くても少なくても,胃ガン
の発生率に差は認められませんでした.期待していた予防効果は検証できなかったのです
が,たくさん飲んだからリスクが高くなるわけではありません.日本人に胃ガンが多いの
は,別の研究で検証されているように,食塩の過剰摂取が原因と考えるのが妥当です.
 また,「牛乳を飲むとカルシウムの尿中への排出が促進されて,骨粗しょう症の原因に
なる」という主張は,恒常性をねじ曲げた詭弁で説明しています.骨のカルシウムは常に
骨から外れて尿中に排泄され,食品から摂取したカルシウムに置き換わっています.実際
には,牛乳を飲んでカルシウムが吸収されて血液中のカルシウム濃度が上昇すると,一部
は骨に取り込まれて蓄積され,一部は尿中に排泄されて,恒常性が保たれます.
 「ミラクル・エンザイム」という虚構を使って,ウソをホントらしく言いくるめている
新谷弘実は,消化器の内視鏡による診断と手術が専門の外科医と,健康食品通信販売会社
ヘルシーウェーブのメディカルアドバイザーという,二つの顔を持っています.これは,
二つのサイトを閲覧して確かめることができます.ヘルシーウェーブ社が販売している高
価な健康食品や健康補助食品の販売促進のために,「病気にならない生き方」は書かれて
いるのでしょう.
評価5点「びっくり情報!」 2005-09-25
レビュアー:いっきゅう1930(175人中142人が参考になったと回答)
太く長く生きるためには情報収集を惜しまないという前向きな方におすすめです。胃腸の視点から健康を考えた内容です。私はこの本でびっくり情報をいくつも学ぶことができました。以下にまとめておきます。

1.健康と不健康の差は、遺伝子よりも食歴と生活習慣で生じる
2.健康で長生きするためには酵素を増やすかつ減少させない
3.食歴のポイント
  ①植物食:動物食=85:15
  ②穀物50%、野菜・果物35~40%、動物食10から15%
  ③動物食はできるだけ魚でとる
  ④食物はできるだけ新鮮でなるべく自然な形のままとる
  ⑤牛乳・乳製品はできるだけとらない
  ⑥緑茶・サプリメント・お粥はできるだけとらない
  ⑦マーガリンと揚ものは避ける
  ⑧よく噛んで大食でなく小食を心がける
  ⑨ミネラル豊富な水を、朝起き抜けと昼夕食それぞれ1時間前に
   500CCづつ飲む
4.生活習慣のポイント
  ①規則正しい生活を心がける。
  ②運動は急に過激にするのでなく適度に、例えば3~4㎞歩く程度
  ③夜更かししない
  ④暇があれば目を閉じて深い深呼吸をする

以上参考になれば幸いです。

評価1点「科学的論証のステップを踏んでいない。」 2006-11-28
レビュアー:ことち(161人中139人が参考になったと回答)

 本書は、無益ではなく有害である。それは「牛乳やヨーグルトが有害である」といった、いわば常識に反する主張をしているにもかかわらず、その論証のステップが全く科学的手法に沿っていないためだ。著者は「内視鏡医として30万人診てきたが、毎日ヨーグルトを食べている人に『腸相』の良い人は一人もいなかった」「余分なカルシウムは排泄される『そうだ』から、牛乳からカルシウムを摂取してもかえって骨粗鬆症になる」などの主張をしているが、全く荒唐無稽である。そもそも内視鏡医に受診する人は、最初から腸が悪いから受診するのであって、そのようなサンプルの人たちの中にも当然毎日ヨーグルトを食べている人はいるはずで、ヨーグルトを食べていようが具合が悪いのは当たり前である。ではヨーグルトを毎日食べていて、具合の良い人はどれだけいるのか。その点には全く触れていない。つまり統計的に全く無意味な主張なのである。『腸相』などという医学的に定義されていない意味不明の言葉も、論証には役立たない。(統計的考察に慣れていない人は「ダレルハフ」の名著「統計でウソをつく法」をお勧めする)『そうだ』という表現も医学者ならば医学書や文献によって事実を明確にすべき点を、出典も不明な伝聞形式で記述している。しかも排泄されるか否かは論証ステップの根幹であるにもかかわらずである。一事が万事で、本書の主張は全て数値的データや他の論文や研究成果の引用が皆無であるため検証できず、信頼を得るための判断材料が何もない。私は何も常識に反する主張だからと、批判するのではない。もし、著者が自身の主張に自信があるなら、このような商業主義的な本ではなくきちんと論文にまとめてレフリーの審査を経て、学会なりに真を問うべきだと言っているのだ。それをしないのは「決して学会には発表できない」事情があるに違いないのである。
評価3点「良さそうだけども、科学的には立証されてはいない。」 2007-01-29
レビュアー:Dr M(155人中136人が参考になったと回答)
 新谷先生のおっしゃていることは、私個人としてはそうなのかなー、やってみようかなーと思うところも多々ある。
 しかし、私が医師として責任を持って他人に薦められるかというと、それはできない。
 私の知っている範囲では、ある食品が生命予後を改善するという科学的証拠を有する食べ物というものは存在しない。

 科学的統計やクリティカルシンキングを学んだことのある方はおわかりだろうが、新谷先生の論証は、科学的にはほとんど意味をなさない。
 例えば、玄米が体にいいと科学的に言うためには、人種、年齢、基礎疾患などが同じになるように2つのグループに分け、一方を玄米しか食べないグループ、もう一方を白米しか食べないいようにさせ、しかもそれ以外の食事は全く一緒にして(実際にはほぼ一緒にして)、それで癌が増えた、減ったと言わないといけない。
 このように、科学的に証明するというのは、かなり厳密な作業が必要なのである。

 他に気になったのは、メインの論証からそれるが、筆者は40年間、死亡診断書を書いたことがないとおっしゃっていることである。医者は、患者の死亡に接し(そして死亡診断書を書いて)、なんぼのものと私は思う。
 
 「フードファディズム」という言葉がある。以下、Wikipediaから抜粋してみた。皆さんも参照して欲しい。
 この本に限らず、健康情報とはある程度距離を置きながら、自分の食生活を考え、正していくというのが、賢い読み方なのではないだろうか?

フードファディズム(英語、food faddism)とは、特定の食品を食べるだけですっかり健康になる、などという宣伝をそのまま信じ、バランスを欠いた偏執的な食生活をすること。あるいは、特定の食品を口に入れて病気になったなどの情報に接し、その具体的な量に関するデータも確認しないまま、それを感情的に漠然と記憶し、その食品を全く口にせず、バランスを欠いた偏執的な食生活をすること。

評価1点「新谷先生どうされましたか?:空中楼閣展覧会」 2006-06-23
レビュアー:荒野の偏微分(161人中131人が参考になったと回答)
新谷先生といえば、医学に携わるものにとっては、大腸内視鏡(コロノスコピー)の権威であり、今でこそ多くの人が手がけるようになった大腸ファイバー検査において、その手法の基礎を築き上げた人として何より有名な方である。食の変化から、胃癌より大腸癌の脅威が増している現在、その功績はたとえようもない。・・・なのになのに、この本は何ですか、先生。ほとんど理屈にもならぬ理屈や、データのまったくない印象だけの仮説(そんなのは仮説といわないことぐらいご存知の筈だ)、米だの水だの牛乳だのについてのどこにでもあるような卑俗な記述。そして肝心のミラクルエンザイムなるものについての十分な生化学的記述はどこにも見当たらない。これがベスト100の上位のランクに入るのだから、それは大腸ファイバーの技術書よりも遥かにイン税収入は高いでしょうが・・ いずれにせよ、真面目に読むだけの価値はないし、また信じ込むだけおろかというものです。 少なくともここに書かれた内容と、医師としての先生の業績はまったく関係がないことは確かです。