
「『変態的純愛』と『リアル強姦』に男女の想いを詰めこんだ名作。作画力がつけば神。」 2008-11-05
レビュアー:天然猫肉汁アリス缶詰(14人中13人が参考になったと回答)
★4の特上。
著者の3冊目。
それぞれが独立した短編のオムニバスである表題作『正しい彼女の愛し方』第0話から第8話までに、インタールード的に挿入される短編『強姦』の第2話までを加えた全11構成。
カバー内にステキな後書きアリ。
ヒロインは推定20代5名・ハイミドルティーン5名で、全員巨乳。
男性は年上だったり同い年だったり年下だったりいろいろ。
『正しい彼女の愛し方』の方は、全作品、変態的性行為を楽しむカップルのお話で、ボンデージ・緊縛・針・蛸・ロブスター・アナゴ・拘束具・蝋燭・搾乳器・ナメクジ・ゴーヤ・ピアスなどが主に大活躍するハードSM劇が大半。露出調教をかましたものも少々。何れも、想いのドラマをきっちりつくりあげ、単なるハードプレイで終わらない、男女の愛ある愛SMドラマに仕上げた手腕が素晴らしすぎ。
一方、『強姦』の方は、思いっきり突き放したところからリアルに描かれた輪姦強姦劇が、痛々しいほどミゴトでした。
『変態的純愛』と『リアル強姦』が違和感なく調和してる芸風。
第0話の構成力不足と第8話のゆるさを除けば物語的には満点でしたが、作画面では甘め残り。
特に、『愛あるSMなのにチャック開けるだけ』なのは何とかして欲しいところ。
『表情の種類不足』とか『断面図ドヘタ』とか『出血に嘆美不足』とか『トーンワーク甘い』とか『ポージングに美意識不足』とか『尺顔がもう一歩』とか『下着や衣装にもっとこだわりを』とか『男性の身体を省きすぎ』とか、細かい点ならいろいろあるのですが、でもどれも克服できるものばかりなので、さらなる飛躍を期待。
ともあれ、腐女子魂・男女の心情描写・テーマに齟齬のない展開力が抜群。
要スキル成コミ中級者以上を推奨。
個人的になら100点満点な悠久のオアシス。
タコ素晴らしすぎ。ナメクジ素晴らしすぎ。そして特に第7話と強姦の第2話は極私的神以上。