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書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧

コンピュータを使わない情報教育アンプラグドコンピュータサイエンス
コンピュータを使わない情報教育アンプラグドコンピュータサイエンス
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Matt Powell[イラスト] 兼宗 進[翻訳]

イーテキスト研究所

¥ 1,575

単行本(ソフトカバー)

売上ランク:109618位

2007-09-01

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ユーザーレビュー一覧(全3件 平均:4.5)

評価4点「情報そのものに焦点を当てた授業が可能になる」 2008-10-02
レビュアー:糸音(6人中6人が参考になったと回答)
情報教育やコンピュータサイエンスというとどうしてもコンピュータを使わないと教育ができないと思われがちである。一部の先進的な取り組みではコンピュータを使わない情報教育などが取り上げられたりもするが、授業の組み立てには情報科学への深い見識が必要であり、そこまでのレベルに達していない授業者ではコンピュータの使い方学習しかできないのが現状であろう。

本書は題名そのまま、コンピュータを使わずに情報教育を行おうという試みである。その内容は二進数、アルゴリズム、コンピュータ言語など、情報教育の基礎的な内容をほぼ網羅している。そしてテーマごとにゲーム的要素を含んだ取り組みを紹介している。「小学生にもわかる」というくらいなので学習内容としては簡単であるが、情報教育の導入としては全く問題のないレベルである。そこにとどまらず、さらに高度な内容に取り組みたい時にはさらに発展させやすいように工夫されている。

また、コンピュータを使うとコンピュータという機械に幻惑され、それ以上学習が進まないことも多いが、この本に紹介されている取り組みを活用すれば、コンピュータでなく、情報に焦点を当てた授業を行うことがより容易になると感じた。

翻訳書であるため、文章が硬く読み解きにくいと感じる部分が間々見られたのが残念である。そのあたりが星を減らした理由。
評価5点「理解の喜びを実感しながら論理的思考力を」 2009-08-28
レビュアー:通りすがりの読者(3人中3人が参考になったと回答)
パソコンを道具として使い方を習う、それはそれで大事なのですが、
計算機科学の概念を理解するにはほど遠い内容が、今日の学校の教育でしょう。
高校ならせめて考え方をちゃんと教えてほしいものです。

この本は、タイトル通りコンピュータは出てきません。
その代わり、計算の実行機構、計算手順、さらにチームによる体験的学習を通じて、
アルゴリズムや計算機の基本概念を小学生でも学べるようになっています。
外国の教育手法の多くが知識を押し付けるのでなく、
自分で発見するスタイルになっているのも能力が身につくので良いでしょう。
日本の学校が教えてくれない、論理的な思考力、主体的・発見的な学び、そして
置き去りにされている、理解する喜びを改めて気付かせてくれる良著でした。

実践的にはこの本で書かれているアクティビティを利用できますし、
現場での適用事例も多いかと思います。小学生から大人までコンピュータの
使い方ではない、アルゴリズムなどの抽象的な計算機構と計算手順の考え方を、
暗黙のうちに理解できますし、何より頭の中で「そうか!わかった!」と
思えるのが大事です。これは、先生から一方的に教え込まれるのでは得られ
ない体験です。このように理解しようと努めて、わかった、という
快感が重要なのではないでしょうか。今、日本の教育が忘れてきた大事なことを
改めて気付かせてくれたような気がします。

著者が原著者、監訳者ともに計算機科学の専門家なので、正しい理解のもとに
出版されています。ティム博士自身は、アンプラグド、で計算機を使わない、
というコンセプトの下にこれらの教育手法を展開していますが、近年では
セカンドライフでコンピュータを利用したアンプラグドの教育手法を研究
しているようです。日本人で、アンプラグドは絶対に計算機を使わないんだ、
と言ってる情報教育の専門家とやらを見ましたが、大事なことは見失ってるの
ではないかと思いました。ものごとの本質を理解しないで、教え込もうとする
大人がいる、創意工夫をしないで言われたとおりのことしかできないのが大人
だったりする、全員ではありませんが、これが日本の教育の実情だと思ったのでした。
評価5点「コンピュータが無い環境」 2008-09-12
レビュアー:terragen(5人中3人が参考になったと回答)
コンピュータの2進数の変換から,
アルゴリズム(画像処理,暗号化,文字列操作)の原理が
視覚的に学ぶことができます。

高等学校の教科情報,大学・専門学校の導入科目に最適です。

ちなみに本書の日本語訳者は日本語プログラミング「ドリトル」の開発者でもあります。