ユーザーレビュー一覧(全44件 平均:4.5)

「ついに発売が決定したニューアルバム!!」 2008-10-01
レビュアー:kaze(144人中93人が参考になったと回答)
明日へと歩き出すための背中をそっと押してくれるミディアムバラード「旅立ちの唄」、
勝者・敗者のみならず、この世に生きとし生けるものすべてを讃える、全方位的な応援歌「GIFT」、
衝動や情熱が溢れる中にも、切なさ・繊細さが同居する、走り出したくなるようなロックナンバー「少年」、
悲しみや迷いに溢れた日常の中での、確かな明日への希望を歌った「HANABI」、
永遠の別れの悲しみから再起するための希望の光を描いたバラード「花の匂い」
以上の、すでに発表された5曲をはじめとする、通算15枚目のオリジナルアルバム。
Vo.桜井氏は最近、各所インタビューで、
「僕らは、音楽で今まで多大な恩恵を受けてきている。今後はその恩返しとして、
聞いてくれた人に、どうにもならない生活の中でも、"この曲に励まされた" "聞いて良かった"
と言ってもらえるように、死ぬ気で良い音楽を作っていきたい」といった事をよく言っています。
先行シングルはいずれもそういう想いが反映された、苦難の絶えない日常に生きる、
私たちを応援して支えてくれるような曲たちだと、私は思いました。
アルバムも、きっとそうした生活の中で明日に希望を持てるような、
そんな内容になっていると期待しています。

「"HOME"から"AWAY"へ。新しいMr.Childrenの世界」 2008-10-22
レビュアー:家門(130人中91人が参考になったと回答)
今回のアルバムに収録のシングル作品『旅立ちの唄』『GIFT』『HANABI』そして最新作『花の匂い』(配信限定シングル)を見てみると、不鮮明だがある共通点が浮かび上がる。
それは、大切な人との「別れ」。
これらの作品に登場する『君』はどれも、作者(桜井)の近くにいないことがわかる。
「手の届かない場所で背中を押してるから」(旅立ちの唄)
「君とだから探せたよ 僕の方こそありがとう」(GIFT)
「君にも聞こえてますか?」(HANABI)
「本当のさよならをしても 温かい呼吸が私には聞こえている」(花の匂い)
ある日、森田氏(雑誌編集者)が桜井に、『旅立ちの唄』を作った理由を尋ねたところ、満面の笑みで「言えません。」と返されたと言う。
しかしついこの間、雑誌(MUSICA)で明らかになった。
桜井の父が亡くなられた。
だから最近『死』と向き合った作品が多かったのだろう。
この話はこの辺でおいておき、次のアルバムについて、今分かる範囲内で書いておく。詳しくはMUSICA、11月号を参照
・ラスベガスをイメージ(ラスベガスのショーのような、派手な演出に今、とても魅力を感じているらしい)
・Mr.Childrenの新世界
・最近の『I(ラブ)U』(2005)や『HOME』(2007)とは明らかに違い、『versus』(1993)や『Atomic Heart』(1994)と繋がる。それは、日常から抜け出した外の世界
・聴いていてワクワクするような作品が多い
詳しくはMUSICAを読んでほしいのだが、これらを見ていると、先行曲(シングル)とは明らかに質が異なる、派手なアルバム曲が収録されているものと思われる。
あまりMr.Childrenに馴染みのない人も、シングルが多数収録されていて、そしてカラフルな音で迎えてくれる聴きやすいアルバムとなりそうだ。
11月下旬〜12月頃になると公式サイトで試聴が始まるはずなので、気になる方はそちらもチェックしてみてはどうでしょうか。

「例を見ないロックバンド」 2008-11-20
レビュアー:ちp(59人中37人が参考になったと回答)
Mr.childrenは日本では極めて突出したロックバンドである。
ただその突出した部分とは、別に曲のクオリティでもなければ売り上げでも人気でもない。
もちろんそれらもハイレベルなのだが、曲のクオリティなんてある程度のレベルに達していれば個人の好みによるし、売り上げで言えばB'z、サザン、宇多田ヒカルなど彼ら以上の記録を持つアーティストはいくらでもいる。
ではミスチルの突出している部分とは何か?
それは、“常に新しい世代のミスチルファンを生み出し、そしてそれと同じくらいの反ミスチル音楽リスナーも常に生み出している”ということである。
これは、ミスチルが時代に合わせて変化していっているという証でもある。
例えばB'zやサザン。彼らが人気を保ちつつ音楽性に関する批判の声を年々和らげてきているのは明白だ。常に変化ではなく深化を求めて来た結果であろう。よくも悪くも一貫した音楽性があるからこそこうなったと言える。
例えばオレンジレンジやevery litte thing。彼らの絶頂期は、圧倒的なCD売り上げ枚数を誇る代わりに同じくらいかそれ以上の批判や中傷の対象となってきた。
時代の波に乗り、センセーションとしての人気が招いた結果であろう。
しかし彼らも自らの音楽を追求していった結果、かつて程の売り上げはないが着実に固定ファンを獲得し“時代の波にのった批判屋”も次第に標的を変えていった。
さて現在のミスチルはどうだろう。
ネットの掲示板やブログを開けば、圧倒的に多いミスチルファンの陰に隠れることなく、ミスチルを批判しミスチルの音楽を罵倒するものが多く存在する。
ネットでなくてもそうだ。
「ミスチルは聴かない、無関心」ではなく「ミスチル嫌い」という人が数多く存在する。
この構図、これはもうアトミックハートの時代から変わってないように思う。
つまりミスチルは常にJ-POP界の「頂点」ではないが「中心」に存在しているのだ。
常にその時代に合わせてメッセージを送り続け、自らも変わっていった。
いつの時代も多くの人の心に響く詞と音を届け、それ故「気に食わない」という人間も生み出す。
「歴代最も優れたバンド」としての声はあまり挙がらないかもしれないが、「歴代最も多くの人に影響を与えたバンド」としては間違いなく日本トップであろう。
デビューが決まり調子に乗り、いきなり売れるはずも無く自らの音楽を否定され天狗の鼻を折られる。
例を見ない成功により冨と名声を手に入れる。
だが自らの不倫や創作活動への苦痛、名声を手に入れたことによる痛烈な誹謗中傷により精神的に追い込まれていく。
命を落としかねない病気になりながらも着実に復帰。
環境活動に従事しながら自らを「偽善者」と称すほど人間の器もでかくなった。
これ程の人生を歩みながらもまだ人間の苦悩を歌い続ける。
彼らほど詞に説得力を持ったアーティストはいないだろう。
そんな彼らのニューアルバム。
自ずと心臓がドキドキする。ワクワクが止まらない。

「ミスチル」 2008-10-19
レビュアー:あ(67人中35人が参考になったと回答)
まだアルバムを聞いてないので、評価は無視。
今の時代、下手したら[深海]こそポップになりかねない。こんなご時世だからこそ、改めて個に根差した歌を歌う意味があるのでは?
様々な音楽が溢れる現代。ロックがマジョリティになりはじめている今、むしろMr.Childrenのポップスは貴重なのでは?
そもそもMr.Children自体がMr.Childrenの音楽を楽しんでて、時代とともにリスナーの価値観も変わってきた。
足繁くライブハウスに向かう人たちは、本物のギターロックに触れて、そこに、ロックを感じているし、そういうバンドがたくさんいる。
今、何故Mr.Childrenに深海に潜ることを求める必要があるのか??
苦難を乗り越え、自信に満ちた彼らにそれをすがるくらいなら、この醜くも素晴らしい世界の醜さを歌うバンドを他に見付ければいい。ピアノもいない、ストリングスもいない、バンドだけの音なんて、メディアが取り上げずとも、数多いる訳だし。
日本に君臨する、嫌みな位のポップスを鳴らしてほしい。
ロック信者、[過去]との決別、全てを黙らせるような普遍のポップスを。期待を込めて。

「桜井和寿インタビュー!」 2008-10-22
レビュアー:かさこ(54人中31人が参考になったと回答)
ラスベガスのように、
徹底的に過剰なサービスを
必死になって作ったアルバム。
さりげなく伝えてそれをわかってくれる
誰かがいるみたいなものじゃなくて。
というようなことを雑誌のインタビューで
答えていた桜井さん。
「ゴン中山(ジュビロ磐田)みたいな
ミュージシャンになりたいなと思った」
とも表現している。
泥臭くてもいい。失敗してもいい。うまくなくてもいい。
自分は攻撃選手として何が何でもゴールを狙うんだって姿勢を、
剥き出しにする。
ミスチルが「HOME」という守るべき家みたいな“防御”的スタンスから、
“攻撃する”という姿勢を誰にでもわかるように見せたのが、
きっと「SUPERMARKET FANTASY」なんだろう。
だからミスチルはポップザウルス=大衆音楽の王様に、
君臨し続けられるのではないか。
桜井さんはその豊かさへの恩返し・奉仕的な意味合いから、
apbankの活動をはじめた。
それは売れて金銭的に裕福になったことへの、
ある種の後ろめたさ・罪滅ぼし的匂いが色濃かった。
しかし活動を続けていくうちに、
そうした後向きな気持ちが桜井さんのなかで薄れていき、
環境問題を世に発してやろうという気負いもなく、
時代や社会の変化の中で、
音楽を楽しむこと、今を楽しむこと、自分が楽しむこと、
それが一番大事じゃないかってことに気づいていく。
楽しむことを全面に押し出したアルバム。
楽しませることを全面に押し出したアルバム。
そんな想いがつまったアルバム。
今から楽しみ!!